WORKS実績紹介

新事業創出
株式会社ランクアップ 様

「本来事業とはひとりの強い意志から生まれるもの。」
念願だった新規事業を生み出した起爆剤。

写真左からmichinaru横山、ランクアップ小林様、岩崎様、瀧澤様、michinaru菊池
正式名称
Willから始まる事業創造プロジェクトHatch!
課題
新規事業を生み出すスキームづくり
サポート
Willから始まる事業創造プロジェクトHatch!の企画とプログラム(6ヶ月)
結果
①新規事業を創造する情熱と方法論をもった社員の育成
②第一号となる新規事業のテストトライアル
③新規事業がいつでも生まれてくる土壌の醸成(ライフミッション、テーマを語り合える関係、再提案のスキーム、経営への信頼感)
株式会社ランクアップ 代表取締役 岩崎裕美子様
導入の背景

機能しなかった 既存の新規事業提案制度

岩崎様:Hatch!の話を最初に聞いたのは、横山さんとランチしてる時でしたね。別のクライアントさんでHatch!最終日の感動を伝えてくれたことがとても印象に残って。

横山:そうですね、とあるクライアント様でのHatch!プロジェクト最終日の翌日でした。参加者の熱意ある事業プレゼンを聞いてとても心動かされたんです。その時の感動をそのままお話ししたので、相当熱が込もっていたと思います(笑)

岩崎様:当社では新規事業提案会を月に一回続けていました。毎月数名の提案はあったのですが、経営からフィードバックすると再提案が出てこない。また事業の創り方もフォーマットが定まってなかったので、どこが足りないか指摘しづらくて。提案をブラッシュアップしようとしたときに、そこから先に行けなくて止まっちゃう状態でした。どうしたらいいんだろうと悩んでいたんです。

これまでの新規事業提案会に足りなかったものは何だったのか

岩崎様:誰でも自由に提案できるように、特に提案書のフォーマットを決めていませんでした。おかげでみんな自分がやりたいことを提案してくれました。でも、想いはあるけど新規性が弱かったり、うちでやる理由が見つからなかったり、価格設定ができなかったり。ただ、こうした改善点を伝えても、社員は既存の業務が忙しくて、なかなか次の提案があがってきませんでした。かといって経営側も日常のミッションを持っているので、丁寧に寄り添うこともできず……なかなか進まない、、、という状況だったんです。

横山:そういう背景があって、Hatch!に興味を持っていただいたんですね。

岩崎様:まず、最終的にアウトプットする日程が半年間と決まっているのが良いですよね。そしてその間、michinaruの菊池さんと横山さんが各自の状況を気にして常に声かけて伴走してくれる。事業を生み出す期間というのは自分に向き合ってすごく苦しいんだけど、応援してくれるファシリテーターがいるからがんばれるんですよ。michinaruさんは安心安全な場の雰囲気を醸成するのが本当にうまいと思います。

横山:ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです。

岩崎様:もう一点、Hatch!には他社での成功事例があったこともポイントです。すでにこのHatch!で他社が新規事業を生み出していることを聞いて、すぐに申し込みました。

横山:他社の事業創造プログラム等とも比較いただいたんですね。

岩崎様:はい。いろいろと検討した上で実施を決めました。数日間で事業の創り方を学ぶプログラム、というのはよくあるのですが、創り方だけ知ってもアウトプットまではできない。また複数名のチームで事業を創るプログラムは多くの人が協力者になってしまうと感じました。もちろんお互いの強みを活かし合うことも重要です。でも、本来事業とはひとりの強い意志から始まるものです。

その点Hatch!はグループで一案ではなく、自分のWillからプランをつくる。それがいいと思いました。また、6ヶ月という伴走期間はちょうどよい感覚で、半年あれば何らかアウトプットに繋がるだろうと感じました。

Hatch!の様子。多様な観点からのフィードバックによって事業プランを磨いていく
課題

経営という大変な仕事を引き受ける人を、社内から輩出したい

そもそもなぜこのタイミングで、これほど新規事業をやりたかったのでしょうか?どのように変わってほしいと考えていましたか?

岩崎様:ランクアップという社名には、人生をワンランクアップしていく、つまり自分たちのスキルや人間性、社会に与える価値を生涯にわたりステップアップしていくという想いが込められています。そのひとつの形が現在の主力事業であるマナラ化粧品なのです。私たちは、人生を豊かにランクアップさせていくために、創業のときからたくさんの事業を生み出していくつもりでした。それは私も、副社長の日高もその思いは変わりません。

横山:その当事者を、社内から出していきたいのはどうしてですか?

岩崎様:それは、まず私自身の経験からです。私は学歴もお金もない中でも将来の夢をあきらめずに、自分の悩みを解決するために夢中でした。それが今の事業につながっています。

私たちの会社のミッションは「たった一人の悩みを解決することで、世界中の人たちの幸せに貢献する」ことであり、私の将来の目標は、悩みの数だけ会社を作ることです。そのために社員の中から、悩みを解決する起業家を作ってたくさんの社長を生み出したいと思っています。経営は非常に難しいことです。しかし自分が本当に解決したいことであればどんなことも乗り越えることができるし、結果としてお客様の幸せに貢献できると信じています。

ただ、実を言うと2014年から始めた新卒採用の頃から「いつか新規事業をやってほしい」、「グループ企業の社長になってほしい」と社内外で言い続けてきたんです。……でも、新規事業が出ないまま年月が経ちました。このままではいつまでたっても新規事業はできないのではないか。という不安もありました。だからこそ、最初の一人が出てきてくれたら、先駆者がつくれたら、という思いでHatch!に期待したんです。

最終日の経営プレゼンテーション。Willから創り上げた事業プランを、自分の言葉で発表した
成功の要因

外部のプロが、半年にわたって伴走する。その環境が困難に立ち向かう手助けとなった。

Hatch!のプログラムで難しかったことはなんですか?

横山:みかさん(小林様)は実際に参加されましたが、いかがでしたか?

小林様「事業として取り組むべき課題を設定することが難しかったですね。その課題を本当に私は解決したいのか、という自問自答を何度もしました。特に人生かけて追求していく課題、ライフミッションはなかなか決められなかったです」

横山:瀧澤さんは人事としてHatch!の運営をサポートいただきましたが、どう感じられたのでしょう?

瀧澤様:参加者一人ひとりがライフミッションを語れるようになったあと、それをベースにしながら事業に落としていくプロセスに、ファシリテーターのお二人が関わってくれることが他には変えられない価値だと思いました。

社員がやりたいことに社長がフィードバックし、事業化を判断するのは、多くの会社にとって想像以上に難しいプロセスではないでしょうか。社内の人間関係も影響してきますし。でもHatch!は、社外の、しかも実績を作っている人に言われるので客観的で納得度が高い。常に適切なフィードバックの量と質があり、しかも半年間伴走するという体制。菊池さん横山さんと弊社経営陣と人事が、随時チューニングをしつつも、最後には経営陣がジャッジする。この「フィードバックと伴走」と「ジャッジ」が外と中の人で分けられることで、事業化の判断がしやすくなっていると感じます。

横山:そのように価値を感じていただけて嬉しいです。

株式会社ランクアップ 人事部 瀧澤朋美様

瀧澤様:それに、参加者自身がファシリテーターからのフィードバックを通して、自分のやりたいことに何度も向き合えるのも得難い機会ですよね。やはり上司だと現業のミッションもあるし上下関係があるので、常に適切なフィードバックをするのは難しいでしょう。「フラットであること」「社内評価にも関係がない」「どんなことを相談しても大丈夫」。そういった信頼感や安心安全な関係がファシリテーターと参加者の間で築かれたことを感じました。苦しい時期もあったかと思いますが、この関係性があったからこそHatch!に参加したメンバーはみな乗り越え、成長したのだと思います。

小林様:私も実際に参加して、その環境にずいぶん助けられました。やはり通常の業務だと企画が上司に通るか、通らないか、という考えが先に出てしまうのですが、Hatch!では自分のやりたいこと真っ直ぐ向き合えました。それはフラットな関係で接してくれる外の人だったからだと思います。

岩崎様は最終日に行われる事業プレゼンテーションを見てどんな感想を持ちましたか?

岩崎様:一つひとつに感動してます。自分のWillを見つけるだけでも大変なのに、事業にして人に分かりやすく伝える、こんな経験は人生においてそうそう無いことでしょう。だからあのプレゼンテーションを経験すると一皮むける、強くなる。そして、がんばったことを褒め称え、お互いの夢を応援し合う仲間がいるから、誰も途中で諦めたり、辞めたりしない。同期のライバルと頑張っている感じでしょうか。この、「やりたい人しかやっていない環境」ってすごくいいなと思います。

横山:従来の新規事業提案制度で出てくる提案とは違いますか?

岩崎様:想いがまったく違いますね。新規事業提案会でも、こういうのがあったらいいなという提案は出てきますが、Hatch!で感じるほどの強い想いはありません。なんというか、先に事業をカタチにしている感じがあります。でも、どんなに事業アイデアがよくても、そこに想いが1割しかないとしたら、上手くいかないと思っています。

横山:どうして想いを重視されるのですか。

岩崎様:どうしてそれをやりたいのか、に向き合うと、もし将来独立したり会社を経営する時に心が折れません。たとえば、今流行っているから動画で儲けよう、という理屈だけで作ったプランだとうまくいかないとすぐに折れてしまいます。動画をやらなくても生きていけるわけですから。叶えたい未来があるから、折れないし逃げない。こうした強い社員が増えるのは、社長にとっては「託せる社員が増えた」という感覚です。手段は変えてもいい。ライフミッションに到達するには。叶えたい未来に対して、どんどん手段を変えてPDCAを回せばいい。実際にHatch!の1期生からの再提案が先日ありました。ライフミッションに向かって生きたいという想いを強く感じています。

現在はHatch!第3期がオンライン版で進行中。
研修後の変化

ライフミッションが日常に根づき、社員の意識を変えた。

Hatch!に参加して、その後どんな変化がありましたか?

小林様:Hatch!に参加したメンバーとランチをしている時に、何気なく『みかさんのライフミッションってなんですか?』という会話があって。それを聞いた岩崎社長が驚いていたことが印象に残っています。それぐらい当たり前に自身のライフミッションを語り合えるようになりました。自分の中でライフミッションがあるのとないのとだと、一日の過ごし方も変わってくる。ニュースの見方も、ライフミッションという軸で見るように変わりました。この日常を与えてくれたことを感謝しています。

横山:参加した仲間との情報交換が続いているのも素晴らしいです。

小林様:やっぱり、同じ半年間を過ごして、それぞれ刺激を受けた仲間だからこそ、部署や先輩後輩関係なく、良い関係を築けているんだと思います。お互いHatch!の辛かった時期を乗り越えているのを知っていますから。あっさりと乗り越えられるプログラムだったら、この関係は長続きしていないと思う。苦労があって掴んだ問題意識や関心事を共有しているからこそ、深いところで繋がれるんでしょうね。

3期目となるHatch!プロジェクトの継続を決めてくださいました。継続の決め手はなんだったのでしょうか?

岩崎様:なんと言っても初めて実施したHatch!から新規事業が生まれたことが大きな自信になりました。ただ、その新規事業は残念ながら1年で事業撤退しましたが、新規事業なんて全部が成功する訳がありません。それよりも新しいことにチャレンジし続ける社風を作ることが大切だと思っています。2回目のHatchでも魅力的な事業アイデアが出ています。ブラッシュアップすることで、新規事業につながっていけると期待を膨らませています。

若くても、若くなくても、誰からでも事業が生み出される可能性がある。Hatch!はランクアップで新規事業を生み出し続ける起爆剤だと思ってます。

横山:ありがとうございます。最後に今後会社がこうなったらいいなという展望をきかせてください。

岩崎様:みか、社員から見てこんな会社になったらいいな、というのある?

株式会社ランクアップ 広報部 小林みか様

小林様:そうですね……一人ひとりがライフミッションを持ち、全員がその夢に向かっている会社になったらいいなと思います。悩みの数だけ会社を創ると岩崎社長も言ってますし。私たちが実現したいこと、それが事業としてどんどんカタチになる会社になるのが理想です。

岩崎様:ランクアップは、『たった一人の悩みを解決することで世界中の人たちの幸せに貢献する』がミッション。そう、たった一人を救うことしか私たちにはできません。知らない人の悩みは救えない。ひとりの悩みを解決するだけなのに、同じ悩みを抱えている人は実はこの世にたくさんいる。当社の製品である『ホットクレンジングゲル』も私しかほしくなかったのに、今は世界中で売れていて、年間60億の売上をあげています。ひとりの悩みをみんなが解決するようになると、なぜか世界中の人を救っていることになるんです。たった一人を救うことで世界中の人を救う、その連鎖をどんどん早くしていきたい。

リクルートは人材輩出の会社と言われますが、ランクアップは「悩み解決カンパニー」を目指します。将来は「ランクアップって、たったひとりの悩みを解決する会社でしょ」とスローガンで語られる会社になりたいですね。「悩みの数だけ会社を創る」が夢ですから。

担当からの声
「たった一人の悩みに徹底的に向き合うことで、実は世界中の人を救うことができる」
「事業アイデアの良さよりも、想いが大切。事業は簡単にはうまくいかないから」

一見すると非合理なようでいて、とても合理的な考えに基づいて創業事業を成長させてきたランクアップ様。新規事業創造においても、そのポリシーは一貫しています。

「悩み解決=事業創造」への強いマインドと方法論を持った社員の層が厚くなり相互作用が起きていく先に、ランクアップ様はどんな事業を世に生んでいくのでしょうか。いちファンとして楽しみにしながら、これからも「起爆剤」の期待に全力で応えられるよう、michinaruも進化をつづけます。
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