WORKS実績紹介

新事業創出
イーソル株式会社 様

MustからWillへ。社員の挑戦心を引き出し、新規事業立ち上げへの道筋を創り出す。

写真左からmichinaru横山、イーソル 人材開発課 課長 澤田綾子様、michinaru菊池
正式名称
Willから始まる事業創造プロジェクトHatch!
課題
新規事業を生み出す社員づくり、風土づくり
サポート
Willから始まる事業創造プロジェクトHatch!の企画と実施(5ヶ月間)
結果
①自らの動機で価値創造に挑むマインドセットを持つ社員づくり
②新規事業を生み出すためのステップ確立の足がかり
③新規事業を本気でやっていくという経営メッセージの浸透
イーソル株式会社 管理部 人材開発課 課長 澤田綾子様
導入の背景

事業リーダーのすそ野を広げ、新規事業を社内から生み出したい

Hatch!導入前、御社の新規事業に関する問題意識を教えてください。

澤田様:今の事業を引っ張っているリーダーは40~50代ばかり。すそ野を広げて色んなアイデアを出してくれる人がないと、変化していく世の中の中で新規事業をつくっていくのは難しいんじゃないか、という問題意識がありました。

michinaru横山がお話を伺いました

横山:その問題はどこで表面化してきたんですか?

澤田様:Hatch!を実施する2年ぐらい前からでしょうか。きっかけは役員合宿でした。会社の課題と対策を話し合ったときに持ち上がったトピックが、偏ったリーダー層への懸念、そして新規事業をいかに社内から生み出すかでした。これらは全社的な取り組みとして対策が必要という結論になり、その課題の引受先を人事が担うことになったんです。

手挙げ参加によって、社内でも個性的で多様なメンバーが集まった

横山:人事としてどのように動いたんですか?

澤田様:新規事業の提案制度について他社事例などを調べたり、社内で何度もディスカッションを重ねました。ただ、なかなかやっていこうという実行フェーズには移れないまま時間が過ぎてしまって……。そんなタイミングでHatch!をご提案いただき、これなら実施する価値がある、とお願いすることを決めました。

横山:Hatch!が良いと判断された点はどんなところにありますか?

澤田様:当社ではキャリア研修などで、社長も含めwill・can・mustという考えを全社に向けて発信しています。その考え方がある程度浸透していたので、Willから事業を創るというのは理解しやすかったですね。

もうひとつは、プロに伴走いただけることが心強いと感じました。新規事業の取り組みを始めたほうがいいと考えたときに、悩んだのは役員のリソースです。事業の可否判断はもちろんですが、未経験の若手を導く存在が必須ですから。しかし、役員が張り付くのは現実問題として難しい。でもHatch!なら、半年間フォローいただきつつ、新規事業を自分事として考えられる社員を増やしていける。最初のステップとしては当社の状況にぴったりだと思いました。

月一回の集合型研修とその間の実践を通じて事業創りに挑戦する
成功の要因

熱意を持つ社員を集め、その熱を持続させられた。

Hatch!導入に対してどのような不安がありましたか?

澤田様:参加者を手上げ式で募るスタイルですので、『参加希望がいるのだろうか。興味もったとして本当に参加してくれるか』という不安が一番大きかったです。休日(土曜)での実施でしたし。最近は就業扱いでも土曜は嫌がられるんですよ。それに、これまで当社には新規事業を生み出すための仕組みがなかったんです。社員からそういった声も出てこなかった。だから関心の度合いも分からないし、正直、誰も来なかったらどうしよう……って思っていました(笑)。

横山:でも、最終的には13名が手を上げました。澤田さんは社内での広報にどんな工夫をされたのでしょうか?

澤田様:まず管理職に個別でHatch!のことを話して、それぞれの課会で話してもらうようにしました。また、菊池さん、横山さんにご協力頂きHatch!のミニ体験会を行いましたね。その様子を動画で撮影して、楽しさが伝わるように手作りで編集して社内に展開しました。その積み重ねが伝わったのだと思います。

横山:Hatch!がいよいよ始まり、澤田さんもずっとオブザーブしてくださいました。どんな印象でしたか?

澤田様:参加者のそれぞれのキャラクターがよく出ていて、見ていて面白かったです。年齢や役職に関係なく、お互いのことを尊重しあって、よく話しも聞くし、自分の話しもして、よく内省もできているなぁと感じていました。それに予想していなかった参加者もいて、これは人材発掘の機会としても効果的だったと思います。

横山:毎回の課題をきちんとやってこられるか、心配もされていましたよね?

澤田様:他の研修では課題の回収にいつも苦労していたんです(苦笑)。それに内容も「無難に書いているだけでしょ」というのもたくさん見てきました。でもHatch!での回答は、熱意がぜんぜん違います。課題の完成度も高く、やっつけ感のない内容でしたね。

横山:澤田さんからみて、Hatch!を通じて彼らは何を得たと思いましたか?

澤田様:彼ら同士の絆ができましたね。また、自分たちのWillから始まる事業を創り、経営陣にプレゼンするという険しい道のりを走り切ったという達成感を感じていると思います。

互いに関わり合いながら各自の事業テーマを明確にしていく
研修後の変化

Willに立脚し、自分が納得するまで向き合う姿から、新たな価値が生まれる確信が。

Hatch!参加後のことを教えてください。

横山:Hatch!を実施後、すぐにコロナの影響によって参加者へのフォローアップが難しい状態でしたが、経営陣の反応はいかがだったでしょうか?

澤田様: Willから事業を創るというところに社長の理解もあり、受講生の大切にしている部分を拾っていたのが印象的でした。一方、もっと他の経営陣とも事業づくりのコンセプトを共有しておくべきだという反省も残りました。でも今回の経験によって、社内から新規事業が立ち上がる道筋が見えてきたように感じます。個人的には、もう1ラウンド実施できたら必ず何かが生まれそうだという確信がありますね。

横山:どうしてそう思われるのでしょうか?

澤田様:やはり、自発的に参加している人たちが集まっていることが大きいです。普段、Must、つまりクライアントや上長から課されたタスクを達成することを第一に仕事をしていた社員たちが、Willに立脚し、自分が納得するものを創りたいと必死に考える姿に大きな可能性を感じます。ただ、参加者の意思がすべてなので、嫌になったら自ら退出できるリスクもある。講師のお二人にはプレッシャーが大きかったんじゃないでしょうか。

最終日のプレゼンテーション。経営陣も真剣に聴き、議論する

横山:何度かはヒヤッとする場面もありましたね(笑)。でも、誰かが辛そうな状況も、周りの参加者がさりげなくフォローしたり、期間中コミュニケーションツールとして使っていたTeamsで相互にアドバイスし合っている様子が印象的でした。

澤田様:そうですね。当社は同じオフィスで全員が働いているわけではないので、お客様先で働いているメンバーを含めて、ああいうチャットベースのコミュニケーションツールが入れられたことが有効でした。それとやはりmichinaruのお二人の存在が大きかったです。どんな困難な状況でも、深刻になりすぎることなく、明るく対応されていましたし、参加者が前に進むための舵を切ってくれるという安心感がありました。

また、私のほうから、いろいろ相談ごとを持ち掛けても、『ではこうしていきませんか』という前向きな提案をしてくれたのが嬉しかったです。

横山:最後に、イーソルにとってHatch!とはどんな機会だったか教えてください。

澤田様:イーソルが大切にしているスピリッツ『楽しいチャレンジ』を体現する取り組みだと思います。一人ひとりが自分のWillを大切にして楽しいチャレンジをする。そして、最後まであきらめずに前向きに支え合いながら最後まで乗り切っている姿は、とてもイーソルらしいなと誇らしく思いました。

横山:澤田さん、ありがとうございます。

担当からの声
「新規事業が生まれない」「自律的な社員が育たない」と悩む多くの組織にとって、本事例は勇気づけられる部分があるのではないかと思います。

今回始まったイーソル様の取り組みは、少し引いてみると、顧客から課された課題に向き合うだけでなく、自らが起点となって課題を設定し価値を創り出す組織になるためのプロセスだと言えます。

そのプロセスはまだまだ始まったばかりですが、5か月かけて自らのWillに向き合い、解くべき課題を見つけた12人の熱中ぶりが、その実現を予感させてくれます。

新たな挑戦に踏み出したからこそ、見えてきたイーソル様の次なる課題に、私たちも伴走していきたいです。
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