COLUMNSコラム

事業創り 人創り

優れた事業リーダーの言葉の力

2022.01.30

こんにちは。michinaruの横山です。

今日は「事業を生み出す言葉の力」というテーマで書こうと思います。


昨年、プロ野球の頂上を決める日本シリーズで
昨年最下位のヤクルトスワローズが日本1に輝きました。

監督は、投手出身の高津臣吾氏。

彼が、決して常勝軍団ではないヤクルトスワローズを優勝に導いた裏にあった
ある言葉がフォーカスされました。

それは、「絶対大丈夫」という言葉。

ペナントレース終盤、優勝争いの局面に入ったタイミングから高津監督が

バッターボックスで、マウンドで、各自の守備位置で、様々な場所で
かたくなっている自分を感じたら「絶対大丈夫」と唱えてくれと言ったそうです。

で、実際に、監督は選手に、ベテラン選手は若手選手に
「絶対大丈夫だぞー」と声を掛け合ったそうです。

結果、見事な日本一。

取材で高津監督は、かつて海を渡って挑戦したシカゴ・ホワイトソックス時代の
GMケニー・ウィリアムズに言葉の力を教わったことを話しています。

 ※この記事、ほかにも示唆に富む内容が書かれてますのでご一読ください
 高津臣吾監督(53歳)がヤクルトで変えた“野球界の常識”
 https://michinaru.lmsg.jp/p/gvoXn5

 

「今このチームに優勝をもたらすための”必要な言葉”は何か。」

それを考えて考えて考えたとき、
出てきた言葉が「絶対大丈夫」だったのでしょう。

高津監督のように、結果を出すために今必要な言葉が何かを選び取る力。

この力は、企業で事業創造をリードしている方の中にも上手な方が多いことを我々も実感しています。

石橋を叩き割る堅実風土の経営に対して
「失敗はない。課題が見つかりました。またひとつ成功に近づきました」
と経営に伝える新規事業プロジェクトリーダー。


事業案のプレゼンテーションを前に緊張するメンバーに
「ここまできたんだ。8分間話しきるだけで大成功だよ」
とこれまでの苦しい道のりを認め、背中を押す上司。


プレゼンが通らなかったメンバーに
「新規事業に携わる人に勝ち負けも優劣もない。
 諦めずにやり続けた人にだけブレイクスルーが訪れる」
と覚悟と意思を問う経営者。


こうした言葉の裏には、お一人お一人の事業創造への苦労と、確固たる哲学があることを感じます。


簡単には結果に繋がらない事業創造の歩みだからこそ、
メンバーを支えチームを動機づける言葉の力を持ったリーダーが事業を生み出すのでしょう。


皆さんが最も勇気づけられた言葉は何でしたか。

コラム-資料DL